2005年6月29日水曜日

環境に配慮した会議誘致を提案

先日の北海道新聞朝刊に、コンベンション札幌ネットワークが主催する勉強会の記事が掲載された。札幌グランドホテルサービスの佐々木専務さんを招いて、リサイクルについての取り組みを学んだ。ホテルから出る食材などの生ごみは、有機肥料へ。、天ぷら油は、重油として燃やし燃料へ。できた有機肥料は、農家で有機米として生産され、レストランで使用されているという。

リサイクルは、よく3Rといわれる。リサイクル、レデュース、リユースの3つの頭文字をとってそう呼ばれているが、全産業において今真剣に考えなければならない。 愛知博が人気を得ているのも、環境というテーマを掲げていることが非常に大きい。

コンベンションとは、人が集うという意味であるが、何千人、何万人の人々が訪れて開催されるイベントで、何故環境に配慮した開催ができないのか?という疑問をたびたび抱く。

弁当のカラや箸、飲み物のビン、缶、一回しか使わない名札、使い捨ての看板、過剰な印刷物など目に余るものがある。

まあ、印刷物については再資源率が非常に高いので許せるが(我々の業界なので許してください)、そのまま資源としてよみがえらずに、分別されずに産業廃棄物行きになるケースがあることもあるらしい。

環境には、LCAという言葉がある。LCAとはライフサイクルアセスメントの略語であって、ある製品なりサービスを対象にして、生まれてから墓場までの全環境負荷を総合的に考える手法のこと。を意味している。

グランドホテルサービスでは、生ごみを廃棄せず、命あるものを少しでも価値として延命する貴重な活動だと思う。

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