年賀状は、はがきだけで国民一人当たり2200円消費する市場。
○最近の年賀状についてのマーケット事情(現状分析)
・お年玉つき年賀はがきの動向
年賀はがきは、2003年度の発行枚数を最高に、昨年度は△2.5%とわずかな減少になりました。2003年度は約44億6,000万枚、2004年度 は約43億5,000万枚となっています。そのうち、インクジェット紙は、過去最高の22億6,609万枚(前年比116%で、昨年は19億5,000 枚)を発行、従来の再生紙はがきを逆転し、ついに全体の過半数を越える結果となりました。
オフィスや家庭に浸透したインクジェットプリンターは、確実に印刷業界の手を離れて、パーソナル市場として成長していることがうかがえます。しかしなが ら、年賀状が縮小市場とはいえども、国民全員が出すと仮定しても、一人43枚を消費する市場ですから大規模なマーケットいえましょう。はがき代金だけでも 2150億円の市場となっています。
また、新たな動きとして昨年から関東地区の限定販売ということで「インクジェット紙光沢年賀葉書」というのが限定発売されました。表面がミラーコートの ようなかなり光沢のあり、銀縁の写真仕上がりを再現可能にする商品として通常よりも15円高い1枚65円で発売されました。あいにく、販売結果について公 表されていないため、詳細については分かりませんが、インクジェットの市場拡大に応えた形となっています。
つづく(日本印刷新聞7月号への寄稿分より)
(次回は、年賀状作成ソフトについて)

2005年07月3日(旧楽天のブログ サイトより転記したものです)
0 件のコメント:
コメントを投稿