かつての日本(自民党)の考え方を反省し、今後の日本の将来像への様々な提言が面白い。
紹介文には、
「いまや巨大なマーケットとなった中国、インド。新興国を勃興させ、貧富を強烈に分けながら広がっていくグローバリゼーション。この激流を乗り越える答えは、フランスにあった。不況時に強く、少子化も先進国で唯一克服したフランスは、これまで叫ばれてきた「小さな政府」の対極にある。いま、なぜフランスなのか?」
第一章 残像の中で思考する日本人
第二章 グローバルリズム ー止められない社会の二極化ー
第三章 グローバリゼーションの実験地、EU
第四章 フレンチ・パラドックス
第五章 少子化を克服したフランス
第六章 新日本建設のための国債発行を恐るな
第七章 成長産業へのシフトを急げ
第八章 フランスに地方の在り方を見る
2 件のコメント:
城山三郎の「官僚たちの夏」の話です。昭和30年代の貿易自由化派と国内産業保護派に分かれる中、登場人物のひとりが第三の道を探るためにフランスへ赴任するという場面がありました。帰国してから国内産業保護法案みたいなのをつくり法案提出したのですが、佐藤栄作に沖縄返還と引換に葬られてしまったという結末だったと思います。
ただ当時からフランスは独自の道を進んでいたんですね。
yasubosanさん、書き込みありがとうござます。昭和30年代にそんな裏話があったんですね。興味深い話ですよね。今度またいろいろ教えてください。
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