とても参考になった済州島での体験。
MICEと環境のキーワードを日本でビジネスに展開するためのヒントをたくさん頂いた。
韓国の驚くべき官民一体となったスピード経営。
今回のイベントで何を訴えたかったのか?何がエコで何がグリーンだったのか?
を改めて考えてみた。
1. Organaization <組織のスピード>
Tさんによれば、韓国の主要産業の一つに位置づけられたMICE産業は様々な機構や協会が多数設立されたとのことだ。GreenMiceを合言葉に、短い準備期間でここまでのことを行うためには、フレキシブルな組織運営と分かりやすいミッション、ゴールが必要だ。
2. Bicycle <自転車>
環境の代名詞としてわかりやすい自転車の導入。CO2を排出しない交通手段として有効だ。
下記は、主催者側が浅井さんのセッション終了後、参加者に抽選で自転車を数台プレゼント。参加者への啓発として効果があったに違いない。
3. Green Exhibition <展示会の演出>
緑で統一された展示会の各ブース。緑の色調もばらつきを抑えている。その他、屋外バナーやサイン、印刷物など統一感がある演出であった。
4. Green Decoration <展示装飾>
展示会の各ブースは、使い捨ての材料を使用せず、すべて再利用可能なものを使用したそうだ。
ねじ止めの為、釘やテープなどの利用もない。
5. Shops <免税店>
下記はコンベンションセンター内に常設されている免税店。かつては、お決まりのお土産コースを設定し、バスで参加者を誘導し、行きたくもない買い物に付き合わされると顧客からクレームがあったとのことだ。
地元のPCOの人から聞いた話では、その反省を生かしMICEは目的を持って来られた参加者に対して、必要な人だけ買い物してもらうためには施設内での免税店が最もエコであると話していた。バスでの移動もなくCO2も排出しない。余った時間は、自由行動として現地での観光や、ツーリング、体験観光など買い物に代わるメニューを多数用意したと言っていた。
6. Green Company <企業の取り組み>
初日、ヒルトンホテル(ソウル)のマネージャーがホテルの取り組みを解説していた。ドイツのフライブルグ出身の支配人は、企業の立場で持続可能な取り組みを行う必要性を熱心に説明していた。エコの取り組みで宿泊者が安心して滞在できる仕組みづくりは多くの視聴者が熱心に耳を傾けていた。下記はヒルトンホテルが韓国で初のエコツーリズムの認証を受けたパワーポイントの画面。
7. Green Generation <人・学生ボランティア>
下記の韓国人高校生が、通訳や受付のボランティア活動を手伝ってくれた。
学校を休んで、私たち日本人の対応をしっかりとサポートしてくれた。
若い世代がまだ若いうちに、環境やMICE産業に興味を持ち、社会貢献のお手伝いをすることは、その後の人生に影響を及ぼすと思うし、もし自分も若かったらそんな機会があったら参加したいと思った。日本ではなかなかそこまで体験できるような機会が少ないと思う。キム君、本当にありがとう。
下記は今回のMICEをコーディネートしてくれたサイモン。なかなか素敵な若者だった。
印刷業として売上日本一にはなれなくても、日本一のプリプレス(印刷前工程)の技術をもつ会社にしたい!SDGsが実現する明るい未来を目指して、そして人類が持続可能な社会へと変革していく事を祈りながら、独立起業したプリプリ人のブログです
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