2011年1月29日土曜日

印刷会社のクラウド活用法を解説した業界誌。んー、中身もう少し頑張ってもらいたいところ。クラウドを特集したい前向きな気持ちには賛成だが。

プリンテックステージ1月号ではまず、「クラウドコンピューティングとは何か?」とNECの安藤敦子氏の講演会の話から次のように解説している。
 クラウドコンピューティングは、利用者がインターネットを経由して各種サービスを享受するコンピュータの利用形態である。これまでコンピュータを利用するにはハードウェアやソフトウェアを購入する必要があったが、サービスを受けた分だけ支払う課金方式となる。ソフトウェアやサーバーなど「所有」から「利用」へとIT環境の構造を変える。
 クラウドはここ数年注目を浴びているが、利用する側からするとサービス形態自体は、目新しいものではない。印刷業界でも一部で利用されているASPとほぼ同義で見ることができる。

一方で、IT専門調査会社のIDC Japanが2010年9月に発表した国内クラウドサービス市場予測によると、
・2010年の国内クラウドサービス市場 前年比41.9%増 443億円
・2014年の国内クラウドサービス市場 2009年比4.9倍 1,534億円
と予測している。
 最後に、この号では、「印刷産業はどうか。コンテンツは間違いなく標的となり、出版系の印刷物が大きな影響を受けるだろう。その他の多くのコンテンツもインターネットを通して提供されることになるかもしれない」と結んでいる。

個人的には、クラウドがもたらす我々印刷業界、というより弊社にとってクラウドをどう活用すべきか?
原稿入力する入稿からクラウドで顧客に利用を促し、そこで蓄積されたコンテンツを広く情報提供し、さらにはAPIで他のサーバーとの連携を図ることで飛躍的な発展が期待できると信じている。

下記の写真は2月号の表紙です。

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