2010年2月10日水曜日

JALはアメリカン航空との連携に決定。どんどん変化していく航空会社のサービス。

デルタ航空アメリカン航空か?
その行方は稲盛さんの見直しによって決まったように感じている。

両社の違いをwikiで見ると、興味深い。
アメリカン航空が激動の中で成長してきた過程に対し、デルタは一度連邦倒産法の適用を受けて再生している。

下記のwikiの説明(アメリカン航空)がわかりやすい
 
アメリカ同時多発テロ事件

2001年4月、長い間経営難に悩まされていたトランス・ワールド航空とセントルイスのハブ権利を買収。双方の社員組合で給料や先輩優遇制度の違いで不平はあったものの、大手ライバルを吸収することによってアメリカン航空の成長に期待感が生まれた。

しかし、同年の9月に発生したアメリカ同時多発テロ事件では、国内線の11便と77便がハイジャックされてテロに使われた。そのため利用客が激減して経営が悪化し、一時期は破産寸前まで追い込まれた。ユナイテッド航空・デルタ航空・ノースウエスト航空といった大手の同業他社が連邦倒産法第11章の適用を申請して破産宣告する中、アメリカンも破産宣告をする案が社内で議論されたが、「機内サービスを減らし、コストダウンを図れるところは何でもし、何とか持ち直す」方法で破産を回避

これによりどんなに小さなことでもコストに響くことを再認識し、パイロットやアテンダントからのアドバイスはもちろん、グランドスタッフからメンテまで各部署からコストダウンへの案が出された。自社ブランドイメージとプライドを飲み込み、国内線エコノミークラスの機内食廃止、ファーストクラスで提供されるサラダのオリーブを1個減らす、機内で配られる新聞の撤去など、細かいサービスをカットした。

燃料費が機体重量と比例することも分かり、少しでも機体を軽量化するためにさまざまな案が出された。短距離路線ではコーヒーポットは撤去され、ゲートではエンジンを一切使用せず地上から供給される電源のみで待機、滑走路へタキシング中は片翼のエンジンのみでアイドリングするなど。また燃料を満タンにすると燃料そのものが機体の重量に影響することから、各路線に必要な分だけの燃料を供給する案も実行。この重量と燃料比例リサーチ中にアメリカン航空のポリッシュド・スキン機体が他社の機体よりペンキの重さ分軽いことも発見され、これによりポリッシュド・スキンの機体は当分変更しないと決められた。

苦しい経営のなか2007年にテロ後初の業績利益を達成。テロに機体を使われた一被害者ながらも、破産することなく不死鳥の如く甦った航空会社としてさまざまな経済誌から好評価を与えられた。しかし、その後の燃料費上昇により、2008年5月には各種手数料の値上げを発表、とりわけ米国内線で他社に先駆けて1個目の受託手荷物からの有料化に踏み切ったことで注目を集めた。

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今朝ほど、CNNニュースをつけていると、
アメリカン航空 
   5月1日から毛布を有料化!8$で貸出に。
という報道がされていた。そして、少なからず他社のサービスに影響を与えるだろう、また、とても残念!と何度もキャスターが連呼していた。

今年に入って
・1月1日 各社とも新聞サービス停止
・3月末日 ANAが飲み物サービスを水とお茶に限定。
そして想像ですが、
・5月1日  ブランケットやイヤホンの無料貸し出しが有料化に。
ってなりそうな勢いですね。
残念ですが、これらをやめるとかなりの燃費向上、コスト削減が見込めるのは良いことかと思います。

2 件のコメント:

yassy1017 さんのコメント...

お引っ越し、おめでとうございます。
見やすいし、画像の管理も良いですね。
私はもう少し居残りますね。先週末からAUSに行ってきました。引っ張るだけ引っ張るつもりです。
ジェットスターというLCCで行ったんですが、良いとか悪いとか別にして、姿勢が違うし・・・・たまには遊びに来て下さい。

pripribito さんのコメント...

いつも読んでますよ。
大変勉強になりますので、
これからも色々教えてください。

今度また、
オーストラリアのいい話?を
教えてくださいね。

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