2010年5月12日水曜日

コンベンション札幌ネットワーク総会2010を開催

前身の任意団体として9年前に発足し、本年度も無事NPOコンベンション札幌ネットワークは総会を迎えた。

総会を記念して第二部のお一人目は、財団法人札幌国際プラザの後藤部長に東京における札幌市のコンベンション誘致状況についてお話を頂いた。


講演内容は、
○日常のセールス活動
誘致対象 学術団体1,900 各種団体3,500。東京に6割が本部として集中している。
○経済活動としての誘致
国際会議は華。MICE産業への拡がり。90%は国内会議。コンベンションはビジネスとして儲かる。
○主催者の心配事
会場、天候、参加者数など。IT化は会議を増加させる。細分化される学術会議。会議スタイルの変化。多様化社会における意識統一の手段として。グローバル化=会議の必要性。
○MICE札幌開催のメリット
便利なアクセス、コストパフォーマンス、豊富な施設、ホテルは2.2万室、人口190万人の大都市でかつ人気の観光地、食・遊の魅力、ビューローのサービス、新しいMICEシーンの創出(グリーンコンベンション、札幌ドームでインセンティブ、モエレ沼でパーティなど)

また第二部では、JRタワーホテルニッコー札幌の佐藤支配人より海外や国内で14か所も経験されたホテルマンとしての実績を拝聴し、札幌のMICEについてアドバイスを頂いた。会場となった、ホテル最上階のスカイバンケットフロアは、景色抜群、料理最高とものすごいホテルとしてのホスピタリティーに参加者全員、大感謝でした。


講演内容は、
国内外14か所を異動。現ホテルは、350室、22階にスパ。ホテルの歴史は、第一次ホテルブームは、東京オリンピック、第二次は大阪万博、第三次は札幌オリンピックが契機。その後は、ワシントン、サンルートなどビジネスホテルの登場。1990年代からはリミテッドホテルとして東横イン、JALシティーズ、東急インなどが台頭。 2000年以降、ファンドが中心となって欧米ブランドの大型ホテル運営を展開。

来道者数の減少 前年比94.2%(2009年)。一方で供給過多となっている札幌のホテル事情。
 札幌駅周辺南口    21件
 北口                     12件
 北部                     8件
 大通り                  28件
 すすきの41件
 市内公共施設21件。総部屋数24,000部屋以上となっている。

金沢時代では、インターナショナルラグジュア リーライフスタイル国際会議のコンベンションを創出し大成功へと導いた。

札幌観光客の外国人比率は、7%。これを30%にしていきたい。
料理がうまい、料理人が札幌にいる。これが大きな札幌の強みとなる。

みなさんに理解してほしい
「ホテルでの楽しみ方」
ベルを旨く使う。
コンシェルジェを活用してほしい。
お客として身だしなみをしっかりして来館してほしい。
ルームサービスを旨く使う。
レディファーストの気遣い。
ホテル側には事前に予約とリクエストをしてほしい。
食事では、ナプキンを早めに用意。
ナイフ、フォークも、進行に合わせてサインを。
ワインは料理に合わせて注文。お任せも良い。
デザートを楽しんでほしい。

懇親会で、大変皆さんで盛り上がった交流会となりました。
ミス札幌の写真を取り損なった。残念。
ホテルでの楽しみ方は私にとっても大変参考になりました。

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